https://webtan.impress.co.jp/n/2021/11/22/41949
冨岡晶(Web担編集部) 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ

ニールセン デジタルは、消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース2021(Nielsen Digital Consumer Database 2021)」をもとに、コネクテッドTVなど“テレビでのデジタルコンテンツの視聴”について分析した結果を発表した。

■若い人ほどテレビで動画視聴している、10〜20代は4割近く

同調査では、スマホやパソコンでの動画視聴に慣れている若年層が、コロナ禍の在宅増で、テレビでも動画コンテンツの視聴機会が増え、コネクテッドTVの利用が拡大していると予測を行った。

そこで実際にデータを分析したところ、調査対象(インターネット利用者)のうち31%が、「テレビでのインターネット利用(動画視聴など)」を行っていた。年代別では10〜20代が37%と他年代より高い。
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各動画サービスについて、「広告型」(YouTube、TVer、AbemaTV、ニコニコ動画)と「定額制」(Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、DAZN)に分け、10〜20代での「テレビからの利用率」を見ると、YouTubeはすでに14%存在する。映画などが多い定額制のほうがテレビ向きのようだが、むしろ利用率は低めだ。
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そこで、テレビでの動画視聴者794人に、「どういった理由でテレビでの視聴を行っているか」を聞いてみると、「画面の大きさが最適」58%、「長時間視聴する」49%に加え、「複数人で視聴する」40%が上位となった。その内訳は、やはり10〜20代が、30〜40代や50代以上の倍近くに達している。若者がテレビで動画視聴をする場合は、お茶の間感覚あるいはパーティ感覚で、複数人視聴するスタイルが定着しているとみられる。
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調査概要

【調査内容】「ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース2021」のデータ
【対象】スマートフォン、パソコン、タブレット、従来型携帯電話のいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の16歳(高校生)以上の男女
【集計期間】2021年9月10日〜9月14日
【回答者数】2,838人
関連リンク:
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000047896.html

ニールセン デジタル
https://www.netratings.co.jp/