11/8(月) 6:01配信
ダイヤモンド・オンライン

 現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

● 「心配なことはありますか?」

 世の中、心配を抱えたまま生きている人は多いなと思います。

 ちゃんとした学歴があって、順調にキャリアを積んでいる人でも、「食いっぱぐれないために何を学べばいいですか?」と心配していることがあります。逆に、心配も何もなく、ダラダラとゲームして毎日を過ごしている人もいます。

● 「心配性はわりと優秀」

 僕の経験上、心配性な人には優秀な人が多いです。なぜなら、早め早めに動いておくことができるからです。受験が心配な人は早めに勉強するでしょうし、就職が心配な人は前もってスキルを磨くようなことをします。

 そうやって、「心配だから今のうちにやっておこう」ということがセットで考えられるから優秀なんでしょうね。

 リスクにもいち早く気づけると思うので、組織においては補佐役とか調整役とかで重宝されると思います。

 ただ、リーダーシップをとってグイグイと物事を進めていくのは向いていないと思うので、そこで仕事選びを間違えないようにするのがいいかもしれませんね。

 大企業や公務員なんかでは、「ミスをしない人」「失敗をしていない人」が評価されてしまう傾向があります。それによって出世していった人がトップに立つと、大きなチャレンジをしない組織を生むことになります。

 楽観的な経営者やリーダーを、心配性な役員やサブリーダーが支える。そんな構図が理想なのかもしれません。

● あなたは心配性? 楽観的?

 心配性かどうかは、幼少の頃の記憶に関係すると言われています。

 あなたが生まれてから最初の記憶は何歳くらいでしょうか?

 人が「記憶しなきゃ」と思うのは、身の危険を感じるからです。公園で犬に噛まれそうになったり、お風呂で溺れそうになったり。そういう危険を感じたときに「これは記憶しておかないと次は回避できないぞ」と思い、記憶が始まります。

 2歳とか3歳の記憶がある人は、早い段階で危険に対して「どうにかしないといけない」ということを学習しています。だから、早めにリスクを考えるような心配性になる可能性が高いです。

 逆に、小学校に入ってからの記憶しかないような人は、安全にぬくぬくと暮らせてきたということですから、楽観的で何事も平気な性格になる可能性が高いです。

 あくまで統計的な傾向なので、絶対に正しいわけではありませんが、自分の性格と仕事のタイプを見分けるのには指標になるかと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e99e121510ce5307e1b4b09abcf4fe2efd09129