大分トリニータとベガルタ仙台は4日、10月17日に行われた試合におけるサポーターの違反行為について報告した。

問題が起きたのは10月17日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節の大分トリニータvsベガルタ仙台の一戦。大分のホーム、昭和電工ドーム大分で行われた試合だ。

大分の発表によると、「一部の仙台サポーターにおいて「入場制限付き試合の大分トリニータ観戦ルール」及び「Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に抵触する行為が確認された」とのこと。試合当日の一連の事象に関しては、すでにJリーグへと報告し、対策を検討してきたという。

大分は今回の件について、「今後はビジタークラブとの事前の情報共有をより綿密に行うことやホームページの掲載内容を見直すこと及びセキュリティ体制の強化を行うことなどにより、両クラブのサポーターに観戦ルールを周知させ、遵守いただけるよう努めてまいります」としている。

今回の件に関して仙台も報告。「日頃よりルールを遵守いただいているファン、サポーターをはじめ、関係者のみなさまにご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪。「当クラブとして、今回の事象を真摯に受け止め、再発防止の徹底に向けて取り組んでまいります」としている。

仙台は、10月23日に行われたホームでのサンフレッチェ広島戦で「ブーイングなど声を出す行為が散見された」と報告しており、コロナ禍におけるファン・サポーターの観戦マナーの問題が続いている。

大分は「今後の大分トリニータホームゲームにお越しいただく全ての皆様におかれましては、観戦ルールを今一度ご確認いただき、安心・安全なスタジアム作りにご協力をいただきますようお願いいたします」と改めてガイドラインの遵守をお願いしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/38e6a18bd1560df53b96ea4635cf21d29df47714