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お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が10月31日放送の選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う! 私たちのミライ」(TBS系)にスペシャルMCとして生出演し、自民党の重鎮である二階俊博前幹事長をマジギレさせるひと幕があった。

 この日、番組では「“10番勝負”太田光×二階前幹事長」と銘打ち、82歳と高齢で引退説もささやかれた二階氏と太田の“対決”が実現。放送時間が5分と限られる中、生中継で二階氏を映した映像に切り替わると、太田は明らかに不機嫌そうな同氏の表情を見て「怖い!」とおどけて見せた。

 開口一番、太田は「初めまして、太田です。怒ってますか?」「人相が悪いんですけど、怒ってますか?」と立て続けにぶっ込み。これを受け、二階氏はさらに表情を歪めながら「君よりはマシだよ」とカウンターを見せつつ、笑顔をこぼすシーンもあった。

 しかし、太田は手を緩めず、「二階さんは自民党の象徴みたいな存在だと思うんですけど、いい意味でも、悪い意味でも」とチクリ。二階氏はすぐに「いい意味だよ」と反論したが、太田は「いい意味でも、悪い意味でも、二階さんが」と譲らなかったところ、二階氏はさらに「悪い意味がどこにあるんだよ!」とヒートアップ。太田はこれに「古臭い、変われない自民党という意味を含めて」と釈明。

 極めつきは、中継の残り時間がわずかとなった終盤、太田が二階氏に向けてぶっ込んだ「ところで、いつまで政治家続けるおつもりですか?」との質問だった。これに二階氏は「それは選挙民の皆さんが決めることであって、君が決めることではない」と不快感を示すと、太田は笑いながら「いや、俺は決めようとはしてないですよ。二階さん自身が、じゃあ、死ぬまでやるということですか?」と問いかける。二階氏は不機嫌そうに「だいたいね、今日は当選したばっかりでね、“いつまで政治やるんですか?”って、お前、失礼だよ! 言葉を選びなさい!」とマジギレ。すぐに太田は「失礼じゃないよ。当然、国民の権利じゃん、そういうの聞くの」と一切動じずに反論。二階氏が「そら、権利ではあるけど‥‥」と話し出したところで、中継が途切れ、太田は「はっはっは」と笑いながら、「ダメだな、俺、向いてないな。全部途中で終わっちゃうんだな」と時間に追われる生放送の難しさを痛感していた。

「互いに譲らないバチバチなバトルが展開され、緊迫感のある2人のやり取りには、ネットからも『1日で放送事故を連発する男笑』『国民の大半が思ってることを言っただけ。何も失礼じゃない』『太田の質問が鋭いだけに、二階の返答のまずさが際立ったな』『ここまで攻めるのはすごい』『私も聞きたかった。聞いてくれてありがとう』『太田さん立派だと思うよ。怖くてみんな忖度ばかりの当たり障りない質問してる中、聞きたいことを聞いてた』『よくぞ言ってくれました。心から拍手を贈ります』などの絶賛が集中。

 また、太田がMCを務める情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)の真裏で放送される『ワイドナショー』(フジテレビ系)のダウンタウン・松本人志と比較する声もあり、『これ、できるの太田しかいないぞ。松本なんか絶対言えない』『松本人志にはできない』といった指摘も寄せられており、その度胸と政治的知識の豊富さでは松本を凌駕していると考える人も散見されました」(テレビ誌ライター)

 二階氏をマジギレさせた太田のぶっ込み質問の映像はSNSでも大きなバズりを見せており、しばらくはネット民をザワつかせることになりそうだ。
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