成績不振で解任されたバルセロナのロナルド・クーマン前監督(58)が、15億円を超える違約金を全額要求する予定だと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が10月31日に報じた。

同紙によるとバルセロナはクーマン前監督に対し、契約解除による違約金として700〜800万ユーロ(約9億1000万円〜10億4000万円)を提示。しかし前監督は「サインしたものを順守すべし」と強固な姿勢を崩さず、契約した際に明記されていた1200万ユーロ(約15億6000万円)を1ユーロもまける気はないというスタンスを示したという。

バルセロナは他にも違約金支払いに関する問題を抱えている。20年8月解任したセティエン監督(当時)からも違約金未払いで訴えられているのだ。ムンド・デポルティボ紙はバルセロナがまだこの支払いを終えていないと伝えている。

今後、クーマン前監督への違約金が問題なく支払われるのか、それともセティエン氏のケースのように泥沼化するのか、注目が集まる。(高橋智行通信員)

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