>>1
アベノマスク「第4の受注業者」にユースビオが入った本当の理由
https://maonline.jp/articles/whats_broker_abenomask200428?page=2

ユースビオは「ブローカー」だった
そもそもブローカーが取り扱うのは主に中小企業相手の突発的な小口取引で、大企業や自治体、ましてや政府が顧客になるのは異例中の異例。政府が取引を極力隠そうとしていたのも、ブローカーからの調達という「非正規ルート」に頼らざるを得ない苦境を明らかにしたくなかったからだろう。

さらにはユースビオの経営者が2018年に脱税容疑で有罪判決を受けていたという「過去」もあった。つまり政府は「マズいから隠した」のではなく、安倍首相が目玉と位置づける施策のドタバタが「みっともないから隠した」可能性が高そうだ。

政治家も官僚も、ブローカーのような個人事業主と「癒着」するメリットはない。政府としては「何が何でもマスクを確保したかった」のだ。厚労省によると、ユースビオが調達したマスクに不良品はなかったという。マスク価格も現状では法外なほど高いわけではない。

今回のマスク調達の最大の問題は、安倍首相がコロナ対策の決め手とするマスクの全戸配布が、メーカーや商社などの「正規ルート」だけでは実現不能なほど、無謀で無計画だったということに尽きよう。ある意味「癒着」よりも怖い事実ではある。