全国高校サッカー選手権 秋田県大会決勝  秋田商1(0―1、1―0 延長前半0―0、後半0―0、PK10―9)1明桜(23日、ソユースタジアム)

 古豪・秋田商が延長戦の末に突入したPK戦の末に明桜に勝利し、2年ぶり46度目の全国高校サッカー選手権(12月28日開幕、国立競技場ほか)出場を決めた。

 秋田商は前半27分にオウンゴールで先制点を献上。前半を0―1で折り返した。その後も劣勢だったが、後半15分にFW畑村匠毅(2年)がゴール正面から右足を振り抜き、値千金の同点弾。1―1の同点で延長戦に突入したが、決着はつかず。PK戦では秋田商は10人全員が決めて、節目の第100回を迎える全国大会の切符をつかんだ。46度目の出場は全国最多となる。

 伝統的に「走るサッカー」を掲げる秋田商の“代名詞の一つ”は、高校球児のように短くした頭髪だった。しかし、小林克監督は今年の4月から髪形を自由にした。「伝統的にさわやかな高校生の印象を与えていた部分もあるけど、時代の流れというかね。様々な方々とも相談して。たとえ髪の毛を伸ばしても、秋商らしさは変わらないので」(小林監督)。

 指揮官の言葉通り、決勝では全員が運動量を惜しまず、劣勢をはね返して逆転勝ちした。同点ゴールを決めた畑村は「髪を伸ばしても、やることは変わらない。ベスト8を超えられるように」と闘志を燃やしていた。

10/23(土) 14:31
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