Part5■
その姿を見て、驚くのも当然。モネモカ姉妹、リコ、会場の招待客たちは目を疑った。
モネたち3人の淑女たる、きらびやかな衣装とは対照的に、美波は上着はおろか、安物のTシャツさえ着ていない。
それどころか、美波には人としての尊厳を守るべきブラジャー、パンティーすらも一切の着衣が許されていないのだ。
そう、美波の小ぶりだが柔らかそうな乳房、きっちり剃り上げられた秘部が、哀れにも公衆の面前で今、晒されているのである。
足元に目をやると、ハダシで指先とヘリはうっすら汚れている。おそらく会場までハダシで連れてこられたのだろう。
美波は、見るも恥ずかしい全裸のまま、無理に笑顔を作り、羞恥にその美しい顔をほんのり紅潮させ、皆に会釈をした。

一切の着衣が許されていない、という表現をしたが、厳密に言うとそうではない。
美波の白く細いうなじには、ペット用の忌まわしい首輪が、堅く巻き付いており
美しいその姿勢が崩れないように、両腕はきつく後ろに回され、結束バンドで留められていた。
つまり美波の衣裳は、首輪と結束バンドなのである。