プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議は11日、東京都内のホテルで行われ、
大学生屈指の左腕、関学大の黒原拓未投手(21)は広島が1位指名し、交渉権を獲得した。

「(プロへ)入るだけがゴールじゃない。この先で活躍することを目標に、一日一日を大切に過ごし、
球団のためになれるように頑張りたい」。広島から1位指名を受けた関学大の黒原は緊張した面持ちで抱負を語った。

智弁和歌山高に入学時の球速は120キロに満たなかったが、ひと冬越えるごとに球速は上がり、3年時には144キロに。
関学大では最速151キロとなった一方、直球一辺倒だった投球を見直してカットボールを磨き、即戦力候補となった。

「広島」のイメージを聞かれて「広島焼き」と答え、ほおを緩めた。ちなみに「広島焼き」を食べたことはないという。
「球界を代表する左腕と呼ばれるようになっていきたい」と力強く語った。

https://mainichi.jp/articles/20211011/k00/00m/050/254000c