青学大陸上部の原晋監督(54)が今春設立した「絆ランニング倶楽部」(絆RC)が東日本実業団駅伝(11月3日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園周回コース)に出場できないことが4日までに分かった。絆RCはクラブチームとして登録済みだが、東日本実業団連盟が新型コロナ感染対策などを理由にオープン参加扱いとなるクラブチームの出場を認めなかった。

絆RCは選手のセカンドキャリア支援などを目的に駅伝出場を目指していた。原監督は「(コロナ対策で)人数制限をするなら1万メートル記録上位チームから選ぶのが平等だと思う」と指摘。出場を予定していたクラブチームの中には予選通過ラインの実力を持つチームもあったといい「なぜクラブチームは排除するのか。閉塞感極まりない」と続けた。

同連盟によると、クラブチームの不参加は今年のみの措置で、来年度以降は新型コロナの感染状況次第で参加の可否を判断するという。他連盟では地区予選にクラブチームの出場が可能な地域もある。ただ、現行制度ではクラブチームはオープン参加のみで、元日の全日本実業団対抗駅伝(群馬)の出場資格はない。

スポニチ2021年10月5日 05:30
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