サッカー元日本代表MF松井大輔(40)がフットサル転向を発表した。松井といえば、Jリーグに始まり、フランス、ロシア、ブルガリア、ポーランド、ベトナムと6カ国12クラブを渡り歩いたことでも有名だ。

【写真5枚】ブータンのチーム在籍時に民族衣装を着る伊藤選手

 同じく元日本代表MFの本田圭佑(35)はリトアニア移籍を発表。こちらは日本、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、再びオランダの後、ブラジル、アゼルバイジャンと続き、この度9カ国目の土を踏んだ。

 だが、上には上がいる。

 伊藤壇(45)――1998年にブランメル仙台(現ベガルタ仙台)に入団した後、シンガポール、オーストラリア、ベトナム、香港、タイ、マレーシア……とここでいったん息継ぎ。なんと彼は22もの国と地域のサッカーリーグでプレーしたのである。

「小さい頃からサッカーをやり、念願のJリーグに入りましたが、自分より上手い選手がいくらでもいることを痛感しました。でも、サッカーをやっているからにはサッカー界に名を刻みたい。そこで“1年1カ国、10年10カ国でプレーしてやる”と決意したんです」

 と語るのは伊藤氏ご本人。ポジションはMFだ。単にプレーするだけでなく、サッカーの稼ぎのみで生活できる“プロ”であることを自らに課したという。

 さて、マレーシアの後は、ブルネイ、モルディブ、マカオ、インド、ミャンマー、ネパール、カンボジア、フィリピンと続く。ここでもう一回切らせていただこう。

 再び伊藤氏の話。

「目標の10カ国をクリアすると、ドイツに16カ国でプレーしたGKがいると聞き、今度はそれを抜くことを目標にしました」

 フィリピンからモンゴル、ラオス、ブータン、スリランカ、東ティモール、グアム、サイパンときて、2019年に引退。現在、北海道に本部を置く通信制高校・クラーク記念国際高校札幌大通キャンパスサッカー部で監督を務めている。

「僕の知る限り、これ以上の人はいなくて、今はギネスの申請準備をしています。ギネス社に“各リーグで45分以上プレーした証明が必要”と言われ、各協会に照会しているんですが、どこものんびりしているというか、なかなか返事が返ってこなくて困っています」

 そんな伊藤氏にズバリ聞いた。ご自身の記録を本田が破る可能性は? 

「難しいと思います。僕の頃は、国をまたぐのが簡単でしたけど、今はコロナのせいでそう簡単にはいかなくなりましたし」

ディリー新潮    
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5f4739399bb3e3a798eeaa862379b9935b8eeef

写真 https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20211004-00778809-shincho-000-1-view.jpg?w=515&;h=640&q=90&exp=10800&pri=l