9/19(日) 5:15配信
東スポWeb

しびれる投手戦でも、エースの貫禄がにじみ出る中日・大野雄

 中日・大野雄大投手(32)が超ポジティブだ。18日の阪神戦(甲子園)にスライド登板して7回6安打1失点、無四球で7奪三振の好投を見せたが、打線は散発4安打で無得点に終わり、昨季の沢村賞男が早くも今季9敗目(6勝)を喫した。

 前半戦も打線の援護に多々恵まれず、3勝7敗で折り返した大野雄。後半戦の初戦は6回1失点で黒星スタートとなったが、それ以降は7回1失点、7回無失点、7回1失点と自身3連勝中だった。

 しかし、この日は打線に見殺しにされ、連勝がストップ。それでも「全然気になっていないですね。連勝を延ばしていければもちろん、いいことですが、勝ち負けっていうのは自分では操作できない部分もある。そこで落ち込むことなく、次に向けて調整することが大事だと思って、この1年間やっている。こういうことは何度かありますので」とケロリ。

 普通なら精神的に落ち込んだり、貧打に対して愚痴の一つも言いたくなるはず。それなのにエース左腕は「精神的に強くなっている部分もある。それが(小笠原)慎之介だったりとか、柳だったりに伝えていることなので、そこは大事にしている。次回は大丈夫だと思う」と力説。後輩へアドバイスを送りつつも自らを律している。

 その上で「結局は負けちゃっているんでね。全部が全部よしっ、とはならない。やっぱり1年間投げていく中で、割り切らないといけない部分もある。なので反省しないといけないことは反省して、良かったところは続けていくという形で切り替えていっている」と明かす。

 そんな大野雄に勝ち星がつくように、打線は奮起して借り≠返していくしかない。

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