知らないうちに世界はエイリアンに支配されていた? ジョン・カーペンターの傑作SF映画「ゼイリブ」がBS12にて放送
9/18(土) 5:30 WEBザテレビジョン
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現代社会を風刺するSF映画の金字塔「ゼイリブ」が、まさかのゴールデンタイムにオンエア!

毎週土曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「土曜洋画劇場」。9月18日(土)夜7:00からは、人間になりすまし人々の洗脳を図るエイリアンと、エイリアンの正体を看破できる特殊なサングラスを手に入れた主人公ら反乱軍の戦いを描くSF映画「ゼイリブ」を放送する。

スプラッター映画のはしりと言える「ハロウィン」(1978年)や、SFホラーの傑作をリメークした「遊星からの物体X」(1982年)などで知られるジョン・カーペンター監督が手掛けた本作は、B級映画的な楽しさにあふれたSFホラー・アクション。

舞台はエイリアンに支配されたアメリカ・ロサンゼルス。人間の体を乗っ取ったエイリアンたちは、テレビなどを通じて巧妙に世論操作し、着々と地球を侵略しつつあった。そんなある日、仕事を求めてやってきた建設労働者のネイダ(ロディ・パイパー)は、不審な人物が教会に入っていくのを見掛ける。

翌日、再びネイダが教会を訪ねると、警官隊の襲撃によって破壊し尽くされていた。だが、その跡地で牧師らがひそかに製造していたサングラスを発見。それを掛けたネイダは、人間に擬態したエイリアンの骸骨のような正体が見えるようになる。

政府も警察もメディアもエイリアンに支配されていることを知ったネイダは、同僚のフランク(キース・デビッド)を説得し、同じく真実を知った仲間たちとエイリアンに反旗を翻す闘いに身を投じていく…。


■ 現代社会への痛烈な風刺がさく裂! 名レスラーの熱演も必見

それまで見る者の恐怖をかき立てる作品で高く評価されてきたカーペンター監督だが、本作ではコミカルな描写も交えながら、失業者が増加し貧富の差が拡大する社会、つまりは「資本主義」に対する批判を作中に色濃く反映している。

象徴的なのは、エイリアンが人類へのサブリミナル効果を狙って流していた「服従せよ」「考えるな」「消費しろ」「テレビを見よ」といった言葉たち。現実社会においても、人々に考えさせず、ただ消費を続けさせようとしている連中がいることを観客に突きつけてくるようだ。

題名の「ゼイリブ(They Live)」の後には、本来「ウイスリープ(We Sleep)」という言葉が続く。あたかも「気付いた者だけが救われる」と言わんばかりの陰謀論的言説に近いものを感じてしまうが、公開から30年以上が経った現在の方がいろんな意味で面白く見られる作品かもしれない。

ちなみに、ネイダを演じたロディ・パイパーは、1980年代のアメリカを代表するプロレスラー。70年代〜80年代にかけては日本でも数多くの試合を行っており、アントニオ猪木やジャイアント馬場といった日本のレジェンドとも対戦している。

映画初主演となった本作では、キース・デビッド演じるフランクにサングラスを掛けさせようとして乱闘になり、プロレス技を披露する見せ場も

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)