8日夜にNHK総合で生中継された「東京2020オリンピック・開会式」(後7・58〜8・49)の平均世帯視聴率は46・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。同じくゴールデン帯(午後7〜10時)で放送がスタートした2008年北京五輪の25・1%(8月24日後8・55、125分、NHK総合)を大きく上回った。

 台風9号のニュース(41・7%、後8・49〜9・23を挟んだ後は39・8%(後9・23〜10・00)。

 瞬間最高視聴率は午後8時46分の49・8%。

 午前中の放送となった前回16年リオ五輪は7・5%(8月22日前8・43、181分、NHK Eテレ)にとどまっていた。

 閉会式は閉会式は17日間の大会を振り返る名場面映像と、大会に関わった人々への感謝を込めた130発の花火でスタート。宝塚歌劇団の20人による国歌斉唱、選手入場の際には、1964年東京五輪開会式の入場行進曲として故古関裕而(こせき・ゆうじ)さんが作曲した「オリンピックマーチ」が流れた。

 閉会式のコンセプトは「Wolrds We Share」。各国の選手たちは一斉に入場すると、スマートフォンのライトを点灯。五輪マークを形づくる演出に加わり、感動の瞬間を演出。「東京スカパラダイスオーケストラ」が登場し、「Call From Rio」「花ふぶき」や坂本九さんが歌う「上を向いて歩こう」、人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」などを演奏し、盛り上げた。

 式の終盤、子どもたちが星空を眺めながら夏の終わりを惜しむシーンでは、女優・大竹しのぶ(64)が登場し、宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」を披露。さらに、スクリーンに映し出された「ARIGATO」の文字。64年大会の「SAYONRA」と同じフォント、解像度で“レトロ調”となっており、同会場で2度目の五輪開催となったことをアピールした。

スポニチ

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