F東京と神戸が、イングランド1部ニューカッスルの元日本代表FW武藤嘉紀(29)の獲得に動いていることが22日、分かった。武藤は昨季、ニューカッスルからスペイン1部エイバルに期限付き移籍したが、リーグ戦26試合1得点と結果を残せず。現在は契約の残るニューカッスルで今後へのトレーニングを積むが、出場機会を求めて、国内復帰も視野に移籍を検討しているという。

 F東京は下部組織から武藤が育った古巣。15年夏にドイツ1部マインツへ移籍後も、武藤の動向を常に注視していた。本人のJ復帰への気持ちが固まれば、かつてのエース復帰へ動く見込みだ。一方で神戸は今夏、得点ランクトップの15ゴールを挙げたエースFW古橋が、スコットランド1部セルティックに完全移籍。新たな得点源として、武藤をリストアップしている。まだ29歳と、活躍次第では日本代表復帰も十分にありうるストライカーの動向に注目が集まる。

 ◆武藤 嘉紀(むとう・よしのり)1992年7月15日、東京都出身。29歳。F東京の下部組織から慶大を経て、2014年にF東京でプロ入り。15年夏にドイツ1部マインツへ完全移籍。18年夏にイングランド1部ニューカッスルへ完全移籍。昨季は期限付き移籍したスペイン1部エイバルでプレー。日本代表としては29試合3得点、18年ロシアW杯にも出場した。179センチ、72キロ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/14194a565081937b6de84eb83115884cc8150894