6/29(火) 10:21
デイリースポーツ

玉川徹氏 五輪対策まだ調整・検討中の政府に「そもそもが無理なことをやろうとしてる」
 テレビ朝日
 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が29日、28日に行われた野党合同ヒアリングの内容を報じた。東京五輪開幕まで24日と迫っているにも関わらず、「現在、調整が行われている」「丁寧に調整している」「検討中」との回答を繰り返す政府側に、テレビ朝日の玉川徹氏は「そもそもが無理なことをやろうとしてるっていう可能性も捨てきれないと思う」などと話した。

 野党の「陽性と判定された人を選手村などバブルの中で隔離する可能性はあるか」との質問に、内閣官房は「まさに現在、関係者間で調整が行われているが、ウガンダ選手団の件も踏まえしっかり検討していく」と回答。

 悠長な答えに「7月からメディア関係者が退去して入国する。いつまでに決めるのか」と畳みかけられても、内閣官房は「丁寧に調整している。早急に調整されるべきだと思うので注視していきたい」と悠然と答えた。

 さらに「例外的に個室レストランやコンビニの利用が認められている。組織委に一人一人申請させて判断するのか」と質問されると「組織委に確認したことろ、詳細の運用方法を検討して個別に対応していくと言っていた」と回答した。

 こうしたやり取りに、玉川氏は「何故こういう事態が起きているのかということを調べないといけない。いわゆる事務方というか官僚たちが危機感が甘かったのか、それとも能力の問題なのかっていう。もちろんその可能性もあるんですけど。そもそもが無理なことをやろうとしてるっていう可能性も、僕は捨てきれないなと」と主張。

 「つまりオリンピックというのは、パンデミックの中で行われるのは普通じゃないわけ。尾身会長の言う通り。普通じゃないことをやるっていうことは、よっぽど大変なことなんだけど、そういうふうなことに対する対策を、細かいところまで行き届かせるのは、そもそも難しいのかもしれない。各国から人が集まる、パンデミックの最中であるという中で実施すること自体が、そもそも難しいっていうか無理があるのかもしれない」と、政府分科会・尾身会長の言葉を引用しながら持論を述べた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/115de98f195ae28e93ff301a3b49e3530568b7c7