◆JERAセ・リーグ 広島1―1中日(27日・マツダスタジアム)

 不振が続く中日・根尾昂内野手が27打席ぶりに安打を放った。

 この日は「8番・左翼」に入り、9日の楽天戦以来13試合ぶりのスタメン出場。5月28日の日本ハム戦を最後に、快音から遠ざかっていた。

 広島先発・森下との対決は、2回の第1打席はカットボールに空振り三振、5回の2打席目はカーブを見逃し三振に倒れた。

 7回2死で迎えた3打席目は、初球の真ん中チェンジアップをフルスイング。打球は詰まっていたが、中前へ落ちるポテンヒットとなった。

 ようやく出た「6月初H」に、根尾は「ホッとしました。やることは変わらないのでこれからもしっかり準備したいです」と安堵の表情。この日は3打数1安打で、打率も1割7分4厘、1本塁打、12打点。打撃の内容的にはまだまだだが、与田剛監督は「今、1軍に置いているのが評価だから。全てがうまくいくわけがない。守備も含めて評価して置いている」と、今後も1軍で起用し続けることを示唆した。
報知新聞社

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