[ロサンゼルス 23日 ロイター] - 米歌手ブリトニー・スピアーズ(39)は2008年から続く自身への成年後見制度について、23日にロサンゼルス郡地裁で行われた審理で「人生を取り戻したい」などと述べ、解除するよう訴えた。

スピアーズは精神衰弱を理由に、裁判所が08年に父親のジェイミー氏を後見人に指定。治療や自宅への訪問者など日常生活の管理を行ってきたが、スピアーズは昨年、適用の解除を求めて法的手続きを開始した。ジェイミー氏はスピアーズが保有する財産の共同後見人でもある。

この日初めて後見制度について公の場で発言したスピアーズは、「私は自分の人生を取り戻したいだけ」と発言。「誰かの奴隷になるためにここにいるのではない」としたほか、「この後見制度が虐待的だと考えている」とも語った。

地裁のペニー判事は、スピアーズの発言について「大変な勇気が必要だったはず。私だけでなく、この問題にかかわるすべての人にあなたの思いを伝えるために前に進んでくれたことを改めて称えたい」と述べた。

スピアーズは09年末にステージに復帰し、アルバムを発表したほか、コンサートも開催。世界ツアーをキャンセルした18年以降は活動していない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ebc1594f32bf469ae84847259b61d33679ad7aa
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