EUROフランス戦で2ゴール、アリ・ダエイ氏の記録に並ぶ

ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは現地時間23日に行われた欧州選手権(EURO)のフランス戦でPKによる2ゴールを決め、代表通算得点を109得点とし、世界歴代1位だった元イラン代表FWアリ・ダエイ氏の記録に並んだ。現役選手では、2位以下に30点差以上をつける驚異的なペースでの金字塔となった。スペイン紙「マルカ」が記録を報じている。

ポルトガル代表のキャプテンを務めるロナウドはEURO初戦のハンガリー戦(3-0)でPKを含む2得点、続くドイツ戦(2-4)でも先制ゴールをマーク。5大会連続出場となるEUROでの通算得点を「12」とし、元フランス代表MFミシェル・プラティニ氏(9得点)を抜いて大会歴代1位になっていた。そして決勝トーナメント進出の懸かった大一番のフランス戦(2-2)では2つのPKを成功させ、その記録を「14」まで伸ばした。

 そして、ロナウドはポルトガル代表通算得点を「109」とし、アリ・ダエイ氏の持っていた代表最多得点記録でも世界1位タイとなった。ポルトガルはグループE3位で決勝トーナメント進出を決めたため、次戦のベルギー戦で記録を塗り替える可能性がある。

 代表178試合目でついに世界一に並んだロナウド。今のペースでいけば唯一肩を並べるダエイ氏にもさらに差をつけることになりそうだ。歴代3位の元ハンガリー代表FWフェレンツ・プスカシュ氏(84得点)、同4位の元日本代表FW釜本邦茂氏(80得点)にも大きく差をつけているが、その数字は現役選手のなかではより際立ったものとなっている。

 現役選手でロナウドに続くのは、インド代表FWスニル・チェトリ(ベンガルールFC)で74得点。ロナウドは2位以下に30点差以上の大差をつけ、文字通り得点ランキングを独走している格好だ。以下、3位タイに73得点でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)とUAE代表FWアリー・マブフート(アル・ジャジーラ)が並び、5位には68得点でブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)が名を連ねる。

 2009年から18年まで在籍したレアル・マドリードでもクラブ歴代最多451得点を記録するなど、クラブと代表の両方で偉大な得点記録を更新し続けるロナウド。完全無欠のゴールマシンはこのEURO期間中に単独での世界一となることができるのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f1f7d80b483183690dba05a268792df6487a2d9e
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