スペインとポルトガルが2030年W杯の共同招致を表明した。

 スペインサッカー連盟(RFEF)とポルトガルサッカー連盟(FPF)が共同で会見を開き、W杯の共催に向けて立候補を表明。RFEFのルイス・ルビアレス会長は「我々を信じてくれれば、W杯の参加国が両国で忘れられない経験をするように準備する」とアピールした。

 会見で共同誘致宣言式も行い、スペイン国王のフェリペ6世とポルトガルのマルセロ・レベロデソウザ大統領も出席した。

 W杯を巡っては米国、カナダ、メキシコの共催となる2026年大会から参加国数が48か国に増えるため、国際サッカー連盟(FIFA)は共催を推奨。

 現在のところ欧州ではルーマニア、ギリシャ、ブルガリア、セルビアが共催による誘致を表明。南米ではアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリも共催で招致活動を進めている。

 またアフリカでは、モロッコが立候補したうえでアルジェリア、チュニジア、エジプト、リビアなどと共催に向けて協議中だ。

 アジアでも一時は日本、韓国、中国、北朝鮮などの共催案が浮上したが現在議論は進んでいない。

 スペインとポルトガルの共催案は4番目の立候補。強豪国コンビの参戦により、今後の招致活動は激戦となりそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2b5fe9b7fcd24ed1ebbc79cc794dac61c39e788d
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