米紙ワシントン・ポスト(電子版)は5日付で、日本政府に東京五輪中止を促すコラムを掲載した。冒頭で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を「ぼったくり男爵(Baron Von Ripper―off)」と表現し、「金ピカの偽善者らとともに日本を踏み台に使うことを決めた」と東京での五輪開催を表現。「地方行脚で小麦を食らい尽くす王族のように開催国を食い物にする悪癖がある」「ライセンスによる収益や放映権料を得る一方、日本に巨額の費用がかかる過剰な要求をしている」と酷評し、「東京五輪が国益への脅威となる場合、日本のリーダーは略奪される別の国をIOCに申し出る必要がある。中止は難しい判断だが、治療法にはなる」と記した。

 また、IOCは契約で開催都市を縛っており、コロナ下にもかかわらず東京の主催者は医療サービスを無料で提供しなければならないなどと指摘。パンデミック(世界的大流行)下での国際的な大イベントは「非合理」と断じ、日本は少なくとも規模縮小か延期をIOCと交渉できる立場にあると訴えた。

5/7(金) 5:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc4edb35168aed0ef11eb01d447e7a58d2669d1d