だからといって国内での評価が下がるわけではないが、
「国防を怪獣を使ってでしか説明できないのは幼稚」
など、欧米では辛らつな意見も少なくなかっただけに、やはりテーマが
ウケなかったことは間違いない。

「ハリウッド大作も同じくですが、ここ最近の大作映画は中国を筆頭に
アジアでヒットさせなければ儲けが出ないとさえ言われています。
ところが、『シン・ゴジラ』の惨敗は実写邦画の未来を暗くするのではと
関係者が顔をしかめていますね。

欧州でこそコケましたが、『君の名は。』が中国で約95億円を売り上げ
アニメの強さを見せつけただけによけいです。
国内だけでしか稼げないなら、実写邦画で予算をかけていいものを作ろうと
いう空気にはならないというわけです」(前出・映画専門誌ライター)

国内で低予算のスイーツ映画ばかりが量産される理由でもあるが、こん身の
巻き舌を駆使した石原さとみの“ゴジライングリッシュ”を持ってしても、
実写邦画の海外進出は今後も困難を極めそうだ‥‥。
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0312/asg_170312_0243856061.html