□海外批評@

Rottentomatoes.comによると、批評家の100%、観客の99%が、「鬼滅〜」を
高く評価している。だが、「鬼滅〜」の場合、Rottentomatoes.comが集めた
批評家の批評の絶対数は15本と、普通より格段に少ない。
つまり、今作を見た批評家はかなり限られていた上、テレビ版を見ていて、
この世界がもともと好きだった人たちが中心だったと思われる。

事実、これらの批評家は、ほぼ全員が、テレビ版を見ていなくてもわかるか
どうかについて触れている。「Variety」のピーター・デブリュージは、
「あなたはもう『鬼滅〜』の列車に乗っているのか、乗っていないのか。
日本で『千と千尋の神隠し』を追い抜き、史上最高のヒットアニメとなった
『鬼滅〜』は、新しい乗客を拾うためのものではない。世界で4億1,500万ドルを稼ぎ、
大センセーションを巻き起こしたことに興味をもって観に来た人が、アクション満載の
今作を楽しめないということにはならないのだが、これはファンへのサービスとして
作られた続編。26話にわたって語られた複雑な伝承にもとづいて語られるストーリーは、
新しく入ってくる人にとっては難しいかもしれない」と書いた。

しかし、「San Francisco Chronicle」のアレン・ジョンソンは、「漫画も読んでいないし
テレビ版も見ていないが、問題はなかった。テンポが良く、カラフルで楽しい。
今週、ベイエリアの映画ファンも、この速い列車に乗ることができる」
とも書き、最高点にあたる4つ星を与えた。