日本相撲協会は30日、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)2日前の5月7日に、土俵上の応急対応処置講習会を開催すると発表した。場所は国技館の土俵周りで行う。参加者は審判、警備担当の親方、医師、その他スタッフという。

 前日29日には、春場所中の取組で頭部付近を負傷した三段目力士の響龍さんが、急性呼吸不全のため28歳の若さで亡くなったことが発表された。響龍さんは投げられた際に土俵に頭部付近を強打。うつぶせのまま動くことができなくなっていたが、5分以上土俵上に倒れたままでその後救急搬送されていた。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は響龍さんの訃報について「何が原因か、因果関係は分からない」としつつ、緊急時の初期対応については「どういう体勢で動かしたらいいか…。やたらに動かしてはいけないのもある。後日、協会のほうから、まとめてみなさんにお伝えできる状態にしたいと思います」と説明していた。

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