俳優の佐藤健が主演を務める人気シリーズ人気シリーズの映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の本ポスタービジュアルと特報映像が20日、解禁になった。

 本作は、志々雄真実(藤原竜也)との死闘の後、神谷道場で平和に過ごした剣心たちに突如として攻撃が開始され、明かされなかった剣心の過去と消えることのない十字傷への謎につながる。原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースとした縁(新田真剣佑)とのクライマックスが描かれる『The Final』(23日公開)、剣心が過去を語る「追憶篇」がベースとなる『The Beginning』の2部作で描かれる。

 『The Beginning』は、「なぜ、剣心は2度と人を斬らないと誓ったのか?」という謎に迫る『るろうに剣心』始まりの物語であり「絶対に描きたかったエピソード」と主演の佐藤をはじめ、大友啓史監督らスタッフ陣が並々ならぬ思いで作り上げた。

 特報映像では、黒い着物に身を包んだ緋村剣心(抜刀斎)が血しぶきも省みずに容赦なく人を斬り捨てていく衝撃の姿がお披露目。のちに妻となる巴(有村架純)をなぜ斬殺することになるのか?十字傷に秘められた真実が描かれる。さらに、剣心を人斬りに任ずる長州藩の志士・桂小五郎(高橋一生)や高杉晋作(安藤政信)、そして、剣心と敵対する新選組の斎藤一(江口洋介)や沖田総司(村上虹郎)の姿などの動乱の幕末を生きた男たちの姿も収められている。

 そして、ポスタービジュアルは、白い着物のいたるところから血がにじんで満身創痍(まんしんそうい)な剣心が、降りしきる雪の中で静かに横たわる妻・巴を抱き寄せるという、美しく、儚いビジュアルに仕上がっている。

■佐藤健コメント
『The Beginning』では、剣心を語る上で欠かせないエピソードである、剣心が抱える十字傷の正体が明らかになります。
パート1から『The Final』で穏やかに微笑んできた剣心とは違い、闇の中で生きる人斬り時代の剣心の姿が描かれます。剣心のこのエピソードをお客さんに知ってもらって初めて『るろうに剣心』が完結します。
完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。うれしいですし、悔いはありません。僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆さまに届けたいです。ぜひ、『The Final』と合わせてご覧いただけるとうれしいです。

■大友啓史監督コメント
十字傷の謎、それに触れずして絶対にシリーズは終われない。シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。
来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命をきらめかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって『龍馬伝』の岡田以蔵に始まる佐藤健との10年におよび旅のまさに終着点であり、総決算にほかなりません。
人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅(かいこう)と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿をまぶたに焼き付け続けました。
いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全ぼうが明らかになります。積み重ねてきた10年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語「The Beginning」を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。

オリコン

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