4/5(月) 9:06
日刊ゲンダイDIGITAL

藤田瞳子さん「金八先生」の撮影ではプレッシャーから円形脱毛症に
藤田瞳子さん(C)日刊ゲンダイ
【あの人は今こうしている】

 藤田瞳子さん(42歳/女優)

 学園ドラマの金字塔「3年B組金八先生」。25年前に放送された第4シリーズ(1995〜96年)で不登校に悩む蓑田紀美役を好演したのが藤田瞳子さんだ。その後、特撮「仮面ライダーアギト」(2001〜02年)ではクールな天才科学者・小沢澄子役で異彩を放った。近況やいかに?
 
 ◇  ◇  ◇

「3月24日から配信がスタートした『auスマートパスプレミアム』オリジナル5Gドラマ『吾輩は猫である!』に、津田寛治さんの元妻役で出演しています。津田さんとはテレビ朝日系の刑事ドラマ『警視庁捜査一課9係season12』(2017年)の最終話で共演して以来のご一緒でした」

 本作品は、1匹の白い猫を中心に3つのストーリーがファーストパーソン・シューティングゲームのように同時進行で展開されることと、複数の視点をワンタッチで自由に切り替えながら楽しめるマルチアングルなのが特徴。息もつかせぬテンポの良いアクションムービーに仕上がっている。

「1つの作品だけでも面白いんですが、3本を同時に見ると、いろんな伏線が絡み合っていて面白さは4倍、5倍。カメラのアングルも斬新なので、アクションシーンもけっこう迫力があるんですよ」

「auスマートパスプレミアム」は動画や音楽、書籍・雑誌などのエンターテインメントを月548円(税込み)で配信しているサービスで、au端末以外からも視聴可能だ。

「ネタバレになるので詳しく話せないのですが、構成や撮影方法が初めてのことばかりだったので、現場はすごく楽しかったです。早いもので『金八先生』で芸能デビューして、今年で26年目。今も女優でいられるなんて、当時は思ってもいませんでした」

■「金八先生」で登校拒否の少女役を熱演

 北海道留萌市出身の藤田さんは、1995年、高校2年の時に歌手を目指して上京。「金八先生」第4シリーズのオーディションを受け、見事合格したのが大きな転機となった。

 藤田さんが演じた蓑田紀美は、教師の暴力が原因で登校拒否になった少女。スーパーさくらで万引し、金田明夫さん演じる北先生に殴られる第3話が印象的だ。

「あのシーンは、クランクインして最初に撮りました。殴られて泣いちゃうんですが、『すぐに泣くのではなく、顔をいったんクシャッと歪ませてから泣くように』と言われ、ズブの素人だったので、どう演じていいかわからず本当に困り果てました。多分、何度もNGやダメ出しがあったと思うのですが、最後は記憶がなくなっているほど緊張しましたね」

 それ以降もロケでは連日プレッシャーとの闘いが続き、いつの間にか円形脱毛症に。

「1年前までは地方に住む普通の女子高生だったのに、あれよあれよという間に人気番組のレギュラーになり生活が一変。つらいことや悩みがあっても、それを相談する人が身近におらず、かといって心配されないように取り繕っていたため、一人になった時の落ち込みというかストレスが酷かったんでしょうね」

 また、荒川の土手で卒業式の歌の練習をするシーンのロケ中に発熱して昏倒したことも。

「とはいえ、このドラマに出演できたことが役者としての基礎をつくってくれたのは間違いなく、今となっては宝物といってもいい経験です」

全文はソース元で
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210405-00000002-nkgendai-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/b825cecb21f35ecdb15b4b1f3431b209cbb2918c