0001砂漠のマスカレード ★
2021/03/30(火) 19:21:44.14ID:CAP_USER9最速163キロを誇る剛腕は2年目も開幕一軍を外れた。球界全体から大注目を集めた開幕前の登板は何だったのか。今後の育成プランを含め、佐々木の今後はどうなっていくのか……。
「今、僕の全てを出し切ることはできない」
3月23日、練習試合のDeNA戦での登板後、佐々木の口から出た言葉に驚かされた。
この日はプロでの実戦2試合目、そして初めて先発のマウンドを任された。本来なら21日のオープン戦で先発する予定だったが、雨天中止となってのスライド登板。DeNA打線に対して2イニング40球を投げて2失点という内容だった。初回から5つ連続でアウトを奪ったが、俊足・田中俊太の内野安打から、安打、連続四球での失点となった。
「こうやって投げないと分からない部分もありますし、投げて課題が出てきたので。去年と違ってしっかり課題に向き合ってこれから練習ができると思う。今、僕の全てを出し切ることはできないので、少しずつ成長していって、投げるたびに良くなれば」(佐々木)
予定の2イニングを投げ切り、ストレートは最速154キロを記録した。及第点の声も上がるが、実戦で戦力として投げるには時間がかかりそうにも見える。この日も走者を背負ってから、四球を連発して失点を喫してしまった。
「今の佐々木ではベストでしょう。評価できるのは最低限のことは見せられたという部分。軽く投げているようで150キロを簡単に超える球速は魅力。しかし投球フォームは時折バラつきも見られ、まだまだ固めている段階。焦らず時間をかけて身体作りとフォーム固めに専念すべき時期」(パ・リーグ球団スコアラー)
「そんなに打たれたという打球もないですし、2回をしっかり投げられたことは良かった。まだまだじゃないですか。ストライク、ボールがはっきりしてる球もありましたし、そのへんをもう少し上げて行かないといけないと思います」(ロッテ・井口資仁監督)
高校時代から世間が注目する大型投手。甲子園がかかった高校3年時の地方大会決勝の登板回避など、能力以外の部分でも話題となった。プロ入り後もマウンドに上がること自体が大きなニュースになる。ファンからも「早く一軍で見たい」と期待は高まるが、佐々木本人を含め、関係者が今の立ち位置をしっかり認識しているのは心強い。身体作り、フォーム固めとともに、実戦登板の必要性を痛感している。
プロ初登板は12日、中日とのオープン戦(ZOZOマリン)だった。6回から登板した佐々木は、1イニング12球を投げ無安打無失点、最速は153キロをマークした。コロナ禍で暗い話題が多い野球界は、佐々木の登板という明るいニュースに誰もが喝采を送った。
「プロ初登板できたことは良かったが、内容は参考にならない。力を入れた真っ直ぐは抜け気味で上ずり、コースに入れようとすると球威が落ちる。力感をなくした投球フォームを含め、試行錯誤しているのが伝わって来た。NPB仕様にモデルチェンジしているようで、高校時代とは別人のように感じた」(MLBアジア地区担当スカウト)
テイクバックを変えるなど、投球フォーム改良の話は伝わって来ていた。感覚的な部分などもあり、本人が戸惑うのも理解できる。昨年の登板なしを考えれば、実戦登板までに、もう少し時間をかけても良さそうだったが、そうも言っていられない事情も聞こえて来る。
「『まだ見ぬ超人』で話題にはなった。しかし故障もないプロ投手が、ここまでマウンドに上がらないのはさすがに限界。しかも昨年は一軍に帯同させていたこともあり、ファン、スポンサーなどから、疑問の声も上がり始めていたらしい。加えて、ロッテはグラウンド外でのスキャンダルもあった。プロ野球は客商売。球団イメージもあり、佐々木を顔見せ登板させる必要があったのでは?という人もいる」(大手広告代理店関係者)
「初登板の12日は、1週間前の段階で雨予報で中止が確実視されていたが、曇り空の中で試合が開催。佐々木の登板予告をしてチケット完売だったため、決して良い状況下ではなかったが登板した。2度目となった23日も本来なら21日の先発予定だったのが、雨で中止。身体に不安のある若手投手を、この時期にスライド登板させるのも不自然です」(在京テレビ局関係者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae3d2500b5b4af8acda5e9685cd89253d1433e11?page=1
3/30(火) 16:00配信