中日・根尾昂内野手(20)が広島との3・26開幕戦で、左翼でのスタメン出場がほぼ確実となった。

25日にマツダスタジアムで開幕戦前日練習を行い、打撃や左翼の守備で入念にノックを受け、汗を流した。「しっかりとここまで準備はできた。準備してきたものを全部出せるように第1打席から、また守備の1球目から臨みたい」と意気込んでいる。

 与田監督も開幕スタメンの左翼について「決まっています。(選手には)特に誰にも声はかけていない。左翼だけに声をかけるわけでもないので」と言いつつも「できることを目一杯やるしかない。せっかく準備してきたことが、試合で試せない、出せない。それはもったいない。いい結果が出ればいいが、明日の1試合で全ての結果がよくも悪くも出るわけじゃない。あくまでもスタート」と力説。名前こそ出さなかったが、ここまでオープン戦などでの起用法から根尾を指しているのは明らかだ。
 
 さらに指揮官は根尾に対して「打撃が変わってきた。全体的に積極的に動けるようになった。その中で打撃はかなり評価できるようになってきた。まだまだ発展途上の選手だが、いろんなことを素直に受け入れ、結果が出なくても、人一倍練習する。練習することで解決することもたくさんある。そういう部分でしっかり取り組んできた。そういう常日頃の姿勢で信頼感が出る」と目を細めている。

 3年目にして初の開幕スタメンへ向けて根尾は「気持ちは高ぶっている。それを鎮めつつ、それでも緊張感は今までと違うものはある。自分は遊撃のレギュラーを取ることが最終的な目標ではあるけど、まず左翼のレギュラーを取れるように攻めて、攻め切りたい」と闘志を燃やしている。

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3/25(木) 23:04
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