ジャイアンツが、ブルージェイズを自由契約になった山口俊投手(33)を獲得することが20日(日本時間21日)、米メディアの報道で明らかになった。

 地元紙サンフランシスコ・クロニクルのスーザン・スラッサー記者が自身のツイッターにスプリット契約になる模様と投稿。山口は招待選手としてアリゾナ州スコッツデールでのキャンプに参加し、メジャー昇格を目指すことになりそうだ。

 ジャイアンツは昨季、J・クエトが2勝、K・ガウスマンが3勝どまりと5勝以上した先発投手がいなかった。今季も手薄な先発ローテの一角を任せられる可能性を秘めた投手を調査する中で、山口に白羽の矢を立てた。今季年俸317万5000ドル(約3億3600万円)はブ軍が支払う。

 山口は日本時間10日に羽田空港から渡米し、米国到着直後にブルージェイズを戦力外となった。日本球団を含めて交渉が可能となった中で、フロリダ州で調整しながら代理人とともに、移籍先を模索。最終的にジャイアンツを選んだ。

 メジャー1年目の昨季は17試合で2勝4敗、防御率8・06に終わっただけに「今年こそは結果を出す」と決意は固い。気持ちを新たに、名門ジャイアンツで、メジャーの切符を勝ち取るための戦いに挑む。
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