2/4(木) 15:42配信
デイリースポーツ

イベント内で聖火ランナー辞退について言及した田村淳=都内

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳が4日、「MODECONグランドフィナーレ」授賞式後、報道陣の取材に応じ、森喜朗会長が会見で発言を撤回したとしても聖火ランナー辞退は「発言を受けて変えることはない」と語った。

 淳は聖火ランナー辞退について「森さんがコロナがどんな状況でも開催するというのに理解ができなかったんで、同じオリンピックを盛り上げる役割はできないということ。YouTubeにある通りです」と説明。意思は変わらないのか?という質問に「伝えてあるので今から変えようと思っても変えられないし、宣言したことを撤回することはない」と語った。

 取材時には、まだ森会長の会見内容を淳は確認していないことから、森会長が撤回されても?と聞かれると「そこは見てみないと分からない、ここでコメントしても仕方ない」としながらも「一度言っているのに、森さんの言葉を受けて戻ります、ということはない」と語った。

 森会長は著名人聖火ランナーは密を避ける意味で「田んぼで走ればいい」という趣旨の発言をしているが、淳は「メディアの人って僕が田んぼで走れって言って怒ったと切り取りたがるが、そこではなくて、そこは1割ぐらいの引っかかりで、9割はコロナがどういう状況であれ、五輪は絶対開催するというところに違和感を感じたんで。どうしてもそっちに作りたがる人が多いと思う、今もポロッと話したら田んぼが嫌で辞退したと(記事に書かれる)。それは思っていることじゃない。その切り取りはやめて欲しい」とも訴えた。

 農家の方にも失礼では?との質問には「それはそうだと思う。(自分が出演しているテレビ東京系)『池の水ぜんぶ抜く大作戦』で、農地のため池に行ったりするときも、畑、田んぼの間を通ったりするが、最善の注意を払って農家の方の許可をもらっていくんですけど、聖火ランナーご一行が田んぼを走るってなったら、農家の人の気持ち考えたら、冗談でも言えない」と語るも、「そこばっかり切り取られると田んぼが嫌で辞退したになるから、予定にない会見みたいな感じ、聞かれたから真摯に答えたので、皆さんも紳士的に記事を書いて欲しい」と呼びかけた。

 森会長の会見については「当然見させてもらいますが、その発言を受けて自分の意見を変えるのはない」と改めてコメント。「ああいった考えの方が役職に就かれているのは?」という質問には「僕が選んだわけじゃない。組織の人が理由があって据えてるんでしょうし、その方々がご判断すべき」と語った。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c13d2481c923f915079c3546ee3c22ec0139ba06