0005名無しさん@恐縮です
2021/01/24(日) 11:35:44.67ID:LpgSWlQl0勝谷:だから通貨じゃないです。兌換性がないんです。つまり価値がないわけでしょ?
西野:いや、価値はある!!
つまり、えーと…要は、通貨の本質って換金の有無じゃないんですよ。
こうやって、えーと要はえーと、紙幣の成り立ちから話すと、
あ、結構、もうちょっとスッといくかもしんないですけど。
えと、紙幣ってもともと、えーとー…たとえばお金って最初は貝殻だったり、
えーと…なんかいろいろ形が変わって…石だったり。
で、あるとき金(きん)になったじゃないですか。ゴールド!
僕たちの先祖はその金(きん)を媒介物にしてサービスだとか商品とかを
やり取りしてます。でも、あるとき誰かが多分「金(きん)ちょっと重くね?」
みたいなことを言い出して。金(きん)はやっぱ持ち運び結構大変だし、
で、「これちょっと重いね」みたいなこと言い出して。
多分、えー、金は金でそれなりに不便になってきて、
そんときに現れたのが、えーと…金匠ですね!
金(きん)の匠(たくみ)って書いて金匠(きんしょう)。
で、金匠っていうのは何かって言うと、えーと、金を預かってくれる人です。
あの、イイ感じの金庫を持っていて、頑丈な金庫を持っていて、
その人が金(きん)を預かってくれる。たとえば僕がその金匠のとこ行って
100ゴールドを預けたら、100ゴールドの預り証を、えー、紙ですねコレただの。
で、コレをもらって、えーと、預り証です。で、「預りましたよ」っていう
この預り証をもらって、次、僕はこの100ゴールドの預り証でもって、
えーと…焼きそばを買ったりだとか、焼きそば屋さんには
「これ100ゴールドの価値があるから。持ってったら引き換えてくれるから」
みたいなことで、焼きそば屋さんから焼きそばを買って。
じゃあ次、焼きそば屋さんはこの100ゴールドの預り証を金匠んとこ行って
換金しなきゃいけないんだけれども、でも…メンドくせーなって。
だってこの100ゴールドの預り証には100ゴールドの価値があるっていうことは
何人かは知っているので。その人同士で交換すればいいなってことで、
預り証だけでグルグルグルグル回りだした。つまり紙は換金されずに
グルグルグルグル回りだして、その瞬間に紙幣ってものが生まれた。
つまりその、えーと…最初は、最初は金(きん)と、えーとー…
「換金しますよ、交換しますよ」みたいな裏付けはあったんだけれどみんなが
このただの紙に価値を見い出してしまったから、もう換金もしなくなった。
多分日本だったら1931年か32年だと思うんですけど…換金外れたのって。
で、えーと…要は、えーと、お金の本質っていうのは換金の有無ではなくて、
みんながそれに価値があるっていうことを信じているっていうこと。
信じたらそれが、そこに価値があるっていうことを信…