なぜメジャーリーガーは引退後5年で8割「自己破産」するのか
〜だから彼らは自己破産する
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59808?page=2

以前、非常に気になったニュース記事に「米国メジャーリーグの選手は、引退後5年以内に
80%が自己破産する」といったものがありました。
また、以前NHKの番組でも、元NFL(全米プロアメリカンフットボールリーグ)のプレーヤーの約78%、
元NBA(全米プロバスケットボールリーグ)のプレーヤーの68%が、現役引退後に自己破産に
追い込まれているという報道を見たことがあります。
たとえ破産者の数がこの数値の半分だとしても、これはすさまじい数です。

これらの記事では、その原因として一様にミリオネアだった選手たちの「元来の金遣いの荒さ」や
「離婚による莫大な慰謝料の支払い」に加えて、「インチキな投資話に容易に乗ってしまう」という、
金融リテラシーの低さを指摘していました。日本でも過去に、プロ球団の野球選手が不動産投資で
大失敗し、億単位の借金を抱えてしまった話は有名です。

こういった話を聞くにつけ、有名スポーツ選手には、ある種独特の共通の思考があるように感じます。
それは「自分は特別な存在だ」という思いです。

彼らのもとに、仮に周りから「おいしい投資話」が来たとき、彼らはきっとこのように思うでしょう。
「(自分が特別な存在だから)こんな(特別な)もうかるおいしい投資話が来るんだろう。ありがたい!」と。
確かに彼らが「特別な存在」であるのは間違いありません。
しかし、「投資に成功する」ことと「特別な存在」であることは、本来何の関係もありません。