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イタリアのコロナ地獄がピークを迎えた頃、医師不足を補うため、退職医師を対象に300人のボランティアを募集したところ、募集人員の25倍以上、およそ8000人もの応募があったのです。
周知のように新型コロナは高齢者ほど重症化しやすく、死に至ることもある病気です。
退職医師はほとんどが高齢でリタイアした人々ですので、当然彼らは「重症化と生命のリスク」を理解したうえで、命を賭したのです。
加えて当時のイタリアの医療の現場は、当局の見込み違いもあり、患者が病院中にあふれ返っていて、医師と医療スタッフを守る器具はもちろん、マスクや手袋さえ不足している「異常事態」でした。
高齢の退職医師たちが感染するリスクは極めて高かったのです。
8000人もの老医師たちはそれでも死の恐怖渦巻くコロナ戦争の最前線へと、果敢にも突撃したのです。
何もしなければ安穏な年金生活を送れたにもかかわらず。


一方、日本の医師会は...
「コロナで来院患者が減って経営が大変。政府は何とかしろ!コロナ治療への参加?断固として断る!」


海外
・公立病院が多いのでコロナとそれ以外の治療病院の振り分けが容易
・極東と東南アジアではSARSやMERSを経験した国が多いので、すでに振り分けが出来ていた国もある
・公立病院が多いので赤字を気にせず病床を用意できる
・資格に厳しくないのでリタイアした人も「技術が足りない」などと言われずに治療に参加できる
・医者が治療参加に拒否するどころかボランティアで参加してくれる

日本
・私立病院が多いので、コロナとそれ以外の治療病院に分けようとするとゴネられる
・SARS等を防いだためにかえって感染症対策の体制作りが出来なかった
・私立病院が多いので、赤字経営を恐れて病床を用意するのを拒否される
・資格に厳しいので、リタイアしたり休んだり専門外だったりする医療従事者をすぐには治療に投入できない
・治療参加に拒否する医者が多い。ボランティアなどもってのほか