レギュラーを務める『とくダネ!』(フジテレビ系)でのコメントが、「的確で鋭い」などと視聴者から礼賛されている『メイプル超合金』のカズレーザー。しかし、これはただのイメージ≠ノ過ぎず、よく聞くと的外れな意見を述べていることが明らかになってきた。

12月1日の放送にて、番組は新型コロナウイルスに対する価値観を意味する「コロナ観」を特集した。世間には新型コロナに神経を尖らせ、対策を徹底する人がいる一方、飲み会などをこれまで通り行う人も存在している。そして、この両者が友人や職場の人間だと、危機意識の差や感染をもらいかねない危険から不和が生じるのだという。

番組がこれを扱ったところ、カズは「(コロナ観の違いを)もちろん感じる。めちゃくちゃ広いものだと思うんですよ、コロナ観っていうのは。自分の命の守り方だと思うので、人それぞれ違ってしょうがない」とコメント。「(疎遠になって)友達と連絡やめようという判断は強い判断」とも語り、コロナ観の違いによる対人関係の悪化を受け止め、理解を示した。

そして、この発言を各ニュースサイトが取り上げたところ、《目の付け所が違う》《腑に落ちた》など、絶賛が絶賛を呼ぶ事態に。しかし、危機感を煽るような報道や、諸説ある学説を一方的に流すことで、コロナ観が対立するような原因を作ったのは、他ならぬカズをはじめとしたワイドショー自身だ。

分断の片棒を担ぎながら冷静を気取るカズレーザー
そのため、ネット上には、

《関係悪化ってやってたけど、お前らマスコミに結構な割合で原因があるとは思わないのかな》
《この程度でカズレーサーに称賛ってのもおかしいと思う》
《客観的視点に立って語ってるつもりなんでしょうけど「自分達にも一因が?」とは微塵も思ってなさげな時点で「客観」の「きゃ」の字も無い》
《コロナを煽り、長引けば視聴率はとれる。MCやタレントコメンテーターは政府批判さえしとけば、一般人の生活が苦しくなろうが、自分たちのギャラはもらえる》
《不安や対立を煽ってるマスゴミに責任があるじゃねぇか! 自分等の事を棚に上げて!》
《過剰な不安を煽る報道をしたせいで家族や日本国民の分断が進みました》

など、礼賛ばかりではなく、実は批判も殺到している。

「11月13日の放送にて、カズは過去最多の感染者数が出たことに『感染者の約1割が後遺症を訴えているので、その影響はどのくらいあるのか』とコメント。5月の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でも、緊急事態宣言に『延長せざるを得ないという状況でもある』などと、いずれも不安を煽るようなコメントを繰り返しています。さらに同番組では、『我々が不安を煽ったせいで医療崩壊を招いたというのもあるので…』と、自身やワイドショーの責任を認める発言もしました」(テレビ誌ライター)

しかし、なぜこうしたブーメラン発言でも称賛を浴びるのだろうか。

「メディアが礼賛しすぎるせいで、視聴者に『カズの意見は正論だ』とのフィルターがかかっているのでしょう。カズの発言はやたらと取り上げられますが、『称賛殺到』などと書かれているだけで、よく見ると大したことは言っていない。今回も、コロナ観に『感じる』『しょうがない』と理解を示しただけで、具体的なことは全く語られていません」(同ライター)

今後のカズの発言には、懐疑的に耳を傾けた方がいいだろう。

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