今回は、思わずひいき球団に欲しくなる「野球漫画の強打者」に関するアンケート調査を実施。30代から40代の男性200名を対象に「野球漫画に登場する最強のスラッガー」の名前を挙げてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■魔球にも打ち勝つ天性の打撃!
第3位(9.5%)にランクインしたのは、原作・梶原一騎氏、作画・川崎のぼる氏による野球漫画の金字塔『巨人の星』の「花形満」。右投げ・右打ちの強打者でポジションはファースト。『巨人の星』の主人公・星飛雄馬のライバルで、飛雄馬が巨人に入ると花形は阪神タイガースに入団。「初代ミスタータイガース」と呼ばれるレジェンド・藤村富美男氏の永久欠番10を受け継ぐほど将来を期待された打者だった。プロ入団2年目にして4番に座るほど才能に秀でた天才肌だが、実は努力家でもある。飛雄馬が編み出した魔球「大リーグボール1号」「大リーグボール2号」を、花形はまさに命がけの猛特訓の末に攻略している。そんな花形満こそ最強打者という人からは「あんな魔球を打てるって普通に考えたらすごい」(46歳・男性)、「消える魔球を投げる投手に対抗できたから」(36歳・男性)など、星飛雄馬の大リーグボールを攻略したことを理由に挙げる声が続出。ほかにも「元祖イケメン打者。バッティングフォームまで美しい」(48歳・男性)、「欠点がない天才打者」(36歳・男性)、「史上最高の投手にとっての史上最強のライバルだから」(32歳・男性)といったコメントもあった。

■見た目もさわやかな天才打者
第2位(10%)に選ばれたのは、あだち充氏の名作『タッチ』の「新田明男」。右投げ・右打ちの4番打者でポジションはサード。上杉和也&達也のいる明青学園のライバル校・須見工業高校の主砲で、甲子園にも出場。甲子園決勝でホームランを打ちながら自身のサヨナラエラーで敗れるという悲劇もあったが、高校球界のスターとしてアイドル的な人気を誇った強打者だ。中学時代、野球部の助っ人に入ったときに上杉和也に完敗(3打数3三振)し、再戦するために野球に本腰を入れるように。しかし和也が試合直前に事故死したことで対戦はかなわなかった。その後、明青学園のエースとなった兄の達也を見て和也に匹敵する才能を感じ、ライバルとして意識。対戦した試合では達也の剛速球をホームランにしたが、要所で三振に討ち取られる場面もあった。新田は甲子園優勝投手となる上杉達也から特大の本塁打を放ち、原作漫画のその後を描いたアニメ作品ではプロ入りして新人王も獲得した投手・西村勇も高校時代に打ち負かしている。そんな新田明男を選んだ人からは「勝負強さがあり、ここ一番に期待できそう」(34歳・男性)、「見た目も含めて、何もかも完璧」(47歳・男性)、「いつもホームランを打っているイメージがある」(42歳・男性)、「見た目がカッコよくて天才的」(31歳・男性)、「監督の期待に応える。集中力が優れてる感じ」(44歳・男性)、「得点圏打率がすごそう」(45歳・男性)といったコメントが寄せられている。

■“気は優しくて力持ち”な最強打者
そして圧倒的な第1位(35%)に選ばれたのは、野球漫画の巨匠・水島新司氏の『ドカベン』の主人公「山田太郎」。右投げ・左打ちでポジションはキャッチャー。岩鬼、殿馬、里中らとともに“明訓四天王”と呼ばれ、明訓高校を五度も甲子園に導いた名選手。甲子園では通算打率7割5分、本塁打20本という驚異的な猛打を披露。現実ではPL学園時代に清原和博氏が記録した通算本塁打13本が歴代最高なので、いかに山田の数字がすさまじいかが分かる。ドラフトでは岩鬼を指名した2球団を除いた10球団が山田を1位指名。意外性のあるリードとおそろしい強肩の持ち主で捕手としての評価も高く、ライオンズに入団した1年目から本塁打と打点の2冠王を獲得。もちろん新人王に選ばれた。そんな山田の唯一の欠点と言えるのは、ライトゴロを食らったこともある“鈍足”くらい。貴重なキャッチャー、強肩強打、温厚な性格と、野球選手としての才能と人間的魅力にあふれた好青年な点からも、今回のアンケートで推す声が多かったのかもしれない。そんな山田太郎を選んだ人からは「安心して見ていられる打者」(32歳・男性)、「打ってほしいところで必ずホームランを打つ男」(37歳・男性)、「打率7割はこの人しかいない」(34歳・男性)、「どんなボールもキレイに打ち返すスイングが印象的」(31歳・男性)、「存在感、安心感がほかを凌駕する」(44歳・男性)
(長文の為一部抜粋)

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ふたまん2020.11.29
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