レアル・マドリーは、今季ビジャレアルにレンタル移籍しているMF久保建英に対して、絶対的な信頼を置いているようだ。スペイン『マルカ』がレポートしている。

21日のラ・リーガ第10節、レアル・マドリーは現在久保が所属するビジャレアルとアウェーで対戦。この試合に赴いたフロレンティーノ・ペレス会長をはじめとした同クラブ首脳陣は、チームの勝利を見届けるほか(結果は1-1ドロー)、久保のプレーを楽しむことを目的としていたという。だがベンチスタートだった久保の出場時間は、89分からの数分間にとどまり、失望を覚えることになったようだ。ペレス会長らは、久保が満足な出場機会を与えられていないことへの不満を募らせている様子だ。

『マルカ』曰くレアル・マドリーの首脳陣は、現在レンタル中の若手選手たちの中で久保に最も期待をかけており、そのためにビジャレアルでの現状には納得がいかないようだ。同紙は、次のように記している。

「日本人は現在、マドリーが獲得してきたすべての若手選手たち、今季ジネディーヌ・ジダン率いるチームで居場所がなかったすべての若手選手たちの中で、最も信頼を置くプロジェクトだ。首脳陣は彼がフットボール的な才能を誰よりも持ち、伸び代も大きいとの考えを貫いている。今後どういった存在になれるのかという点で、絶大な信頼を置いている」

「レアル・マドリーにおいて、久保は多くの人間から寵愛されている。元バルセロナのこの選手が、違いを生み出せる存在になることを見据えているのだ」

ペレス会長率いる首脳陣はビジャレアル戦後、久保本人に対して、そうした信頼の気持ちをしっかりと伝えた模様。レアル・マドリーはビジャレアルが久保により多くの出場機会を与えることを願いつつ、同選手と定期的に連絡を取りながら、その歩みを見守り続けていくとのことだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92edb86d4272f637d0c6909857b8c3d33cbb1bb9
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