「言葉は人間が野心を燃し得る一つの対象でしかなくて、
 その性質からしてそれ自体が詩を製作する目的ではあり得ない。
 詩は一つの情熱であって、言葉に対する情熱ではないのである。」

 吉田健一「英国の文学」