声優はとにかくパッシブにならざるを得ないから
それだけの人間は俳優との間に一線があるように思えるのだろうか

大塚明夫「声優の大多数が仕事にあぶれる理由」 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/321702?page=4

私たちは、ただじっと仕事を「待つ」ことしかできない立場だ、ということです。
先ほど私は、声優は少ない仕事を奪い合わなければならないものだ、と書きました。
しかしこの奪い合いにおいてすら、われわれがすることは「待ち」なのです。
店の棚に陳列された商品のように、とにかく誰かに選んでもらわねば始まりません。

これは多くの声優志望者が見過ごしがちな点ですが、実は恐ろしいことです。
誰かが何かを作ってくれなければ――「この作品のこの部分でこれを喋ってください」と頼まれなければ、
私たちの仕事は存在しないのですから。