東映の岡田裕介会長(本名剛=つよし)が18日午後10時58分、急性大動脈解離のため都内の病院で死去したと20日、同社が発表した。71歳だった。

 「映画界のドン」と言われた元東映会長の茂さんの長男として京都で生まれた岡田さんは、俳優として映画「赤頭巾ちゃん気をつけて」などに主演。1988年に東映に入社し、プロデューサーとして手腕を発揮。高倉健、吉永小百合の初共演作「動乱」など大作を手掛けた。2002年の社長就任時には、スポーツ報知の取材に「東映らしく21世紀型のアウトロー路線の模索を」と話していた。

 日本映画製作者連盟(映連)の会長も務めていた。通夜・告別式は遺族の意向により、近親者のみにて執り行う。後日、お別れの会を行う予定。

 ◆岡田 裕介(おかだ・ゆうすけ)本名・剛(つよし)。1949年5月27日、京都市生まれ。慶大商学部在学中にスカウトされ俳優に。東宝「赤頭巾ちゃん気をつけて」で人気者に。フリーの映画プロデューサーとしても活躍。88年東映入社。東京撮影所長、常務取締役を経て02年に社長、14年に会長に就任。特技は囲碁(5段)、将棋(3段)。ゴルフもシングルの腕前。
報知新聞社

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