ヨーロッパの子供は日本と真逆に、地元のスポーツクラブで
まず複数のスポーツを同時並行で学ぶ

(ヨーロッパで女子柔道人口が多いのも、これが一因だろう
ボクシングのような打撃格闘技や、直接ボディコンタクトする
レスリングよりも、着衣をつかむ柔道は女性に比較的好まれる)

だから日本の引きこもり焼き豚みたいに、
「野球は身体の鍛錬・運動神経などの面で、他のスポーツより
優れている競技だ!」
などという狂った妄想にとじこもることがない

現実に、月曜にテニスをやった人間が火曜はバスケ、水曜は
レスリングをやったりするのが欧州の少年少女スポーツクラブ

野球はうまくても他のスポーツはからっきしというイチローや
ダルビッシュみたいな選手は、欧州だと他の種目や、それを
やっている仲間に対するリスペクトを自然と持つし、一緒に
汗を流す他種目の選手たちを「同じスポーツクラブの仲間」
として応援出来る精神風土が生まれる

焼き豚のような、無知ゆえの偏狭地域ナショナリズムに
陥らないためにも、いろいろな種目のいろいろな指導を
受ける時期があることが子供には望ましい

そしてそうした環境の中で、欧州の野球は「つまらないもの」「やる意味が
ないもの」として嫌われ、駆逐され、淘汰されてきた歴史があるわけだ