54歳の年齢でリング復帰を宣言したボクシング元ヘビー級王者のマイク・タイソン(米国)は、全盛期だった80年代に動物園のゴリラと戦おうとしたという。

海外の複数のメディアの報道によれば、1980年半ば、タイソンはハリウッド女優で元妻のロビン・ギヴンズさんとニューヨーク動物園を貸し切りにしてデートを楽しんでいた。その時に立ち寄ったゴリラの檻で、周りのゴリラたちを虐めている大きなボスゴリラを見て、「1万ドル(当時 約120万円)を払うから、檻を開けて奴と戦わせてくれ」と案内をしてくれた職員にお願いしたという。当然の如くそのお願いは断られたのだが。

 タイソンは昔から大の動物好き。ボクシングを始める前の少年時代、気弱だったタイソンは飼っていた大好きな鳩をいじめっ子に殺され、逆上し初めて喧嘩をし、そこから腕っぷしの強さに興味を持っていった逸話は有名。また、90年代には、自宅でホワイトタイガーを数頭飼うなどしていた。

 現在、大麻が合法化されている米国カリフォルニア州で40エーカーの広大な大麻農場「タイソン農場」を経営したり、先日に出演したポッドキャスト番組で「人類はエイリアン(地球外生命体)の子孫だ」と語るなど、昔も今も変わらず“常人離れした感覚”の持ち主のタイソン。全盛期の動きを見ると、自分を地球上で一番強い生き物だと信じ、本気でゴリラを殴り倒せると思ったのかもしれない。

 全盛期と変わらない様なキレのあるミット打ち動画がSNSで拡散されているタイソンは、今年11月28日に元世界4階級制覇王者ジョーンズとエキシビションマッチを行う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b2ab725815d7a780f353076a34091340281f5227
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