横浜FCの三浦知良が53歳6カ月28日で川崎戦に先発、中山雅史の記録を塗り替える

横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良が、輝かしいキャリアに新たな伝説の1ページを書き加えた。23日のJ1リーグ第18節川崎フロンターレ戦で今季初のスタメンとしてキックオフの笛を聞き、53歳6カ月28日での出場が確定。元日本代表FW中山雅史の持つJ1最年長出場記録(45歳2カ月1日)を大幅に更新した。

 カズにとっては、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)時代の本拠地である思い出の等々力陸上競技場で、新たな金字塔を打ち立てた。自身13年ぶりとなるJ1リーグの舞台、首位を快走する川崎との一戦で、ついに今季初先発、初出場を果たした。2007年12月1日の浦和レッズ戦(1-0)以来、4680日ぶりとなるJ1のピッチ。今季はルヴァンカップのグループステージ2試合に先発しており、リーグ戦では第16節名古屋グランパス戦(3-2)で今季初のベンチ入り。その試合では出番が回ってこなかったが、好調を維持してチャンスを掴んだ。

 “キング”と呼ばれ、Jリーグや日本代表で数々の記録を打ち立ててきたカズ。この試合で得点を決めれば、ジーコ(鹿島アントラーズ・テクニカルディレクター)が持つ41歳3カ月12日の最年長得点記録も更新する。

 横浜FCは42歳の元日本代表MF中村俊輔と、39歳の同MF松井大輔もスタメンに名を連ねた。合計「134歳トリオ」が、首位・川崎を相手にどんな戦いを見せるのか。そして日本サッカー界のレジェンドが、“キング伝説”を塗り替えるのか。試合結果とともに、等々力のピッチに降り立ったカズのプレーから目が離せない。

9/23(水) 19:04 フットボールゾーン
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