【ジュネーブ共同】陸上女子800メートルで五輪2連覇中のキャスター・セメンヤ選手(南アフリカ)が、男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する世界陸連の規定撤回を求めて提訴した問題で、同選手の敗訴が8日に確定した。スイス連邦最高裁が裁定を発表した。

 世界陸連は、筋肉や骨格の成長を促すテストステロン値が高い女子選手に対し、薬などで基準内に数値を下げなければ400メートルから1マイルの各種目で国際大会に出られないと定めた。同値が先天的に高いとされるセメンヤ選手はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えたが敗訴し、スイスの最高裁に上訴していた。

47ニュース
https://www.47news.jp/sports/5236506.html
20209.9