新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、
感染者のウイルス遺伝子の解析から、船内にウイルスが持ち込まれた直後に
ダンスや歌などの大規模イベントを通じて感染が急拡大したとする研究結果を、国立感染症研究所(東京)の研究チームが明らかにした。

論文は米国科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。

研究チームは、感染者から分離した73のウイルス株を、共通する遺伝子の特徴から大きく3グループに分けた。
最大のグループが形成されたのは、横浜での検疫が始まった2月3日よりも、かなり前の時期だったと分析した。

これは、短期間に特定の機会で広がったことを示唆し、大勢で集まる船内の娯楽施設で広がった可能性があると指摘した。
他のグループは、夕食で同席したり、同じ船室で過ごしたりしたことで感染したと考えられるという。

このクルーズ船では、乗員乗客712人の感染が判明し、うち13人が死亡した。
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20200730-OYT1T50098/

【クルーズ船】 「ダイヤモンド・プリンセス」、食事担当の乗員がウイルス拡散・・・米疾病対策センター調査報告
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1584499419/