中京大中京(愛知)・高橋宏斗投手(3年)が15日、名古屋市内の同校グラウンドで取材に応じ、大学進学を基本線に進路を考えていることを明かした。
直球の最速は148キロを誇るなど、伸びしろとスケールの大きさにプロスカウト陣の評価も高いが「全国で自分がどれくらいのレベルにいるかが分からない」と告白。
まだ決定はしていないものの「最終的にはプロで活躍するのが目標ですが、行くなら第一線でやりたいので、大学で基礎から学ぶことも大事」と思い描いた。
 出場を決めていた選抜大会、さらに全国高校野球選手権の中止が決定。「悔しい気持ちはありました」と言うが、気持ちを切り替え、新たな目標を設定した。

 「個人としては(夏季)愛知県大会で155キロを出す。チームとしては公式戦無敗を掲げているので、それに向かっています」

 自宅待機中には走り込みを重点的に行い、コンディション維持に努めた。すでに今月2日から投球練習を再開し、この日は力を入れて35球を投球。「感覚的には確実に150キロ出ていると思う」と笑った。

 新チーム結成時の目標は明治神宮大会、春夏の甲子園大会、そして国体の「4冠」だった。明治神宮大会に優勝して好スタートを切ったが、春夏は戦う前に夢は潰えた。
昨秋は愛知大会、東海大会、明治神宮大会を全勝しただけに、新たな目標は「無敗」。
「チーム全員がやり切ったと思えるようにしたい。感謝の気持ちを持ってプレーしたい」。
夏季愛知県大会、そして甲子園高校野球交流試合も含め、一丸となって無敗で走り切る。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/06/15/kiji/20200615s00001002335000c.html