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2020/06/14(日) 19:57:49.45ID:B6ZTIaS29プロ野球のセ・パ両リーグ同時となる6月19日の開幕戦で、試合前に監督、選手会長、主将ら両軍の代表者によるスピーチが企画されていることが13日、分かった。
新型コロナウイルスの感染拡大が全国的な自粛効果などで抑制され、迎える3カ月遅れの特別な開幕。
スタンドは無観客だが、画面を通じて全国のファンへの感謝や決意を述べる。
6・19は85年を超すプロ野球の歴史において、最も遅く、特別な開幕となる。セ・パともに全6球場で午後6時に開始。
その試合前に12球団の監督、選手会長ら代表者が、思い思いの言葉を伝える。
例年ならば偉業を成し遂げた文化人ら時の人、アスリート、女優ら華やかな著名人が始球式を行い、豪華ゲストの国歌独唱などが、春風の下での出陣を彩ってきた。
だが感染防止のため、ファンだけでなくゲストの入場も厳しく制限された。当面は部外者を招く形のセレモニーは見合わせる。開幕戦の試合前としては異例の形だが、ユニホームを着た選手や監督らの言葉で戦いの火ぶたが切られる。
6・19開幕を決めた斉藤惇コミッショナーは「日本は質の良い管理を皆さんの努力でできている。世界からは驚きと不思議さと、称賛を集めている」と話した。
自粛など国民全員の頑張りで開幕にたどり着けたと、球界全体が感謝している。そこに応えられるものはただ一つ、全力プレーによる至高レベルの真剣勝負に他ならない。
日本全体が危機に見舞われた9年前。東日本大震災の傷痕がまだ生々しい中、11年4月2日の復興支援試合では、各球団の選手会長らがスピーチした。楽天・嶋の「見せましょう、野球の底力を」という言葉は多くの国民の胸に響いた。
各球団はアイデアを練り、映像やリモートなどでファンと開幕戦の空気を共有できるよう努力もしている。現状下でも工夫を凝らし、感染リスクのないさまざまなイベントも準備された。
有観客開催は政府のイベント緩和の目安である7月10日からを目指しているが、5000人までなど大幅な制限がかかる。
テレビの向こう側には多くのファンが待っている。12球団の思いがこもったメッセージから、プロ野球は開幕する。
▽嶋の「底力」スピーチ
東日本大震災から約3週間が経過した11年4月2日、復興支援の慈善試合が行われ、楽天の選手会長だった嶋が日本ハム戦(札幌ドーム)の前にスピーチ。約3分間、被災地に寄り添う言葉を述べた。
「見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球ファンの底力を」という強いメッセージは多くの共感を集め、同年の流行語大賞にノミネートされた。
同年4月29日の本拠地・仙台での開幕戦の際も「絶対に見せましょう、東北の底力を」などとスピーチした。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/06/14/kiji/20200613s00001173439000c.html