「結婚してても夫婦間で不倫OKなら別に周りがとやかく言えることじゃない」
っていう無知がいるけど、そういうやつらって自分のことしか考えてないんだなあ。

自分の夫婦だけじゃなく、不倫した相手やその家族もそれでOKしたのか?
自分の子供や不倫相手の子供はもそれでOKしてるの? 親族も?
それが普通になった集団内では、契約というものなしで信頼の担保はどう存在するんだい?
信頼などなく、やったもんがち、だましたもんがち、うばったもんがちの集団じゃ社会は混乱するだけだね。
性病の蔓延もひどくなる。托卵も増える。ネグレクトも増える。虐待も増える。

一夫一婦になったのは宗教とか道徳とか政治で決められたものじゃなく、
人類の論理的な帰結なんだけどそれ分かってない人が多いよな。
物理的に一人の人間じゃ多人数を安定的に守れないから、多数を相手にすると愛情の差は生まれるわけで。

たとえば、
東京に住んでいるA子と、大阪にすんでいるB子がいて、
その両方とつきあっているC君がいるとする。
東京で大地震が起きA子は身動きできなくなった。
同時に大阪のB子の部屋に泥棒が入ってB子は捕まってしまった。

A子とB子「助けて!!!」

でもC君はどちらかしか助けに向かえない。
ほかにもC君がリストラされたり交通事故にあったりして、
一人分の生活費や教育費しか工面できなくなったら、
A子かB子、どちらかでせいいっぱいになる。

だから信頼できるパートナーを得るには、一人に対して一人となった。
それが一夫一婦制。
弱肉強食で暴力で総取りする動物から抜け出した生物の、自然かつ論理的な帰結なわけだ。
それをお互いに証明しあうことが、結婚という行為。
「私たちはお互いを助け、優先する関係を結びました。」と周りに公言する行為が結婚。

三浦瑠麗「その制度を守っても人生から悲しみや孤独が消えるわけじゃないから、その制度を守る努力は人間にとって壮大な無駄」
というのも爆笑物の極論。 
「100%よくなることじゃないとやっても無駄」なんてのは詭弁そのものだ。
そのほうが社会的に有効だから存在してるわけ。

現在でも別に一夫一婦制を国は強制してない
自由にやれるようにもしてある。だがそんな獣道を選ぶ人間は少ないだけ。
「他人と自由にやりたいけど、国にも社会にも認められたい」なんてのは、ただの自己都合の性欲おばさん。
一夫一妻を否定してしまうと簡単に家族関係が崩壊し、ひいては社会が大混乱に陥る。
一夫一妻制というのは社会を安定的に維持するための知恵として人類が確立してきたものだから。
今更それを問題視すること自体がナンセンスだし、ましてや社会学者などと名乗らないでほしいね。