人気女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が23日、亡くなったことがわかり衝撃が走っている。

死因は明かされていないが、恋愛リアリティーショー「TERRACE HOUSE TOKYO 2019−2020」(以下テラハ/フジテレビ系・Netflix)の
出演に関する“ネットリンチ”が原因といわれている。


■韓国ではスマホが唯一の憂さ晴らしの手段に


ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこういう。

「コロナ自粛のストレスや社会不満が木村さん1人にぶつけられてしまったのでは。
ネットに書き込む人たちはつい最近、『#検察庁法改正案に抗議します』の法案見送りで大勝利を得ただけに、
自己を正当化することにある種の快楽を覚えています。

そのため、標的が定まると、いじめを正当化しようとする人にヤジも加わり、バッシングが加速する。
さらに番組がネット動画でいつでも観られるせいで“デジタルタトゥー”化し、炎上が繰り返される。

さらに、木村さんが“力の弱いタレント”だというのも標的として好都合になってしまいました。
もしこれが、ダレノガレ明美さんのような大物タレントなら、法的手段で反撃される可能性がありますが、
木村さんはそこまでの力を持ちえなかったのでしょう。

みんなが叩いているから加勢してもいいだろうと思わせた。隣国・韓国は超格差社会で、
手元のスマホが唯一の憂さ晴らしの手段になりネットいじめがより過激になっています。
日本もコロナ禍で閉塞感を抱えており、今後ネットいじめが悪質化する可能性は高いと考えられます」

ネット上で問題になると、木村さんに対して酷い言葉を書き込んだ者たちは一斉にコメントを削除し保身に走っている。
こんな匿名の卑怯者に前途ある命を奪われたことは残念極まりない。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/273598