タレントの薬丸裕英(54)が21日、フジテレビ系「バイキング」に出演。新聞記者らと賭けマージャンをした疑いをもたれ、辞意を固めた黒川弘務検事長(63)に関する報道と加計学園の問題をからめ、安倍政権の不透明さにダジャレで切り込んだ。

 見送りになった検察官の定年を延長できる検察庁法改正案について、MCの坂上忍(52)が「強行採決しちゃってて、その後これ(報道)が出たらもっと大変なことになっていた」と話を振られると、薬丸は即答して賛同。芸能界を始め、多数の抗議の声が相次いでいたため「声を上げた人に感謝すべきじゃないですか」との見解を述べた。

 続いて薬丸は「加計(かけ)学園の時はうやむやになったけど、賭け(かけ)マージャンはちゃんとはっきりさせてほしい」と、”かけ”を掛けたダジャレで真相追及の必要性を訴えた。

 息巻く薬丸に坂上が「久しぶりにスタジオ来て頑張りすぎ」とフォローすると、スタジオは爆笑で包まれた。

 加計学園の問題とは、愛媛県今治市における学校法人「加計学園」の岡山理科大獣医学部新設計画をめぐるもので、長年設置が規制されてきた同学部に関して2017年、政府の国家戦略特区を活用して52年ぶりに新設を許可。学園の理事長が安倍晋三首相の長年の友人であったため、便宜が疑われている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-00010025-chuspo-ent