2020.5.17 11:30
https://www.sanspo.com/geino/news/20200517/geo20051711300012-n1.html

パリ在住のミュージシャン、辻仁成(60)が17日、ロックダウンが解除されてから初の週末となり、現地の状況を驚きの様子で語った。
市内を散歩したという辻は、公園に集まりにぎわう人々の写真を掲載。
「この写真見てください!まるで、リゾートのような光景が広がり、数千人の若者たちがいきなり三密マスク無しで日光浴&ピクニック」
と驚きの報告。
「ロックダウンはなんだったの?」と心境を吐露した。
また、同日更新されたブログには途中まで息子も一緒だったことが記してあり、「パパ、やばいね。この人たち。マスクもしてないし、
 間違いなく第二波が来るね」
「仕方ないんだよ。見てごらん、みんな大学生くらいだろう。家に2カ月も閉じ込められていたんだ、これ以上我慢させるのは酷だよ」
という親子の会話も。
セーヌ川河畔にはもっと多くの人たちが溢れていたとつづり、「ジョギングをする人、自転車の人、ローラースケートの人たちで
賑わっていた。
 クレープ屋とか飲み物スタンドまで出ていた。まるでテーマパークに来たような拍子抜けする世界が広がっていた」と振り返った。
辻は「老人の姿はない。若者たちは笑顔だ。去年の今頃と何も変わらない光景が広がっている。みんな自由を謳歌している。
 まるで野外ロックフェスティバルの敷地内であった」と、集まっているのは殆どが若者であったと報告。
「ロックダウン解除後、世界は二分化した。解除に浮かれて元通りの日常に戻った人たち。そして新型コロナを今まで以上に恐れて
 警戒を強めた人たち。ぼくと息子は後者である。これまでは法によって移動が制限されていたが、国が経済へと舵を切ったことで、
 ここからは自衛するしかない」と危機感を示した。

https://www.sanspo.com/geino/images/20200517/geo20051711300012-p1.jpg
辻仁成